2025年01月31日 19:25

渋谷に特化した不動産事業を行う太平洋商事は、渋谷の街の空き壁を若手アーティストの作品で彩り、景観を向上させる新プロジェクト「シブヤキャンバス」をスタートさせた。本プロジェクトの目的は、落書き問題を解決しながら、独自に構築した循環型の仕組みを通じた若手アーティストへの支援と、渋谷を新たな文化発信地としての魅力をさらに高めること。
同社は1974年の創業以来、渋谷の街の活気を守り、未来へつなげるための環境改善の重要性を常に感じてきた。その中で特に課題となっているのが、壁面への落書き。落書きは美観を損ねるだけでなく、地域のイメージにも悪影響を与える深刻な課題。渋谷区でも長年取り組んでいるものの、落書きを消しても新たに描かれる「イタチごっこ」の状況が続いている。
こうした背景を踏まえ、新たな視点と持続可能な取り組みとして、落書きを消した後の壁面や空き壁を若手アーティストの作品で彩るプロジェクト「シブヤキャンバス」をスタートした。このプロジェクトでは、街の景観を向上させるだけでなく、落書き抑止にもつなげることで、渋谷の街に新たな価値を提供していく。
今回初めての実施となる渋谷の街をアートで彩るプロジェクト「シブヤキャンバス」。第1弾は、4名の若手アーティストが渋谷の街を彩る。開催期間は1月31日~2月7日。展示場所は宇田川クランクストリート、Gyutto(渋谷ソシアルビル)、椿ビル。