花王が提案する「オフィスめぐりズム」とJTのD-LAB「呼吸する休憩所」は、「心とからだが休まる休憩体験」が個人の「やさしさ」にもたらす影響に着目した共同実験を実施。その結果を発表した。

本実験では、両社のオフィスにおいてめぐりズム「蒸気でホットアイマスク」や呼吸するクッション「fufuly（フフリー）」などにより、「心とからだが休まる休憩体験」を体験した従業員へのアンケート調査を実施。それに加え、休憩体験の有無とコミュニケーションの質の関係を分析する実験環境で行った実験の2種類の方法で、休憩体験がもたらす効果を検証した。

調査結果から、休憩体験者の休憩前後で「心のゆとり」や「対人的好感情」に変化が見られた。また、通常の休憩と、心とからだが休まる休憩体験の比較検証実験による媒介分析から「心とからだが休まる休憩体験」の意識的な取り入れにより、「やさしさ」が芽生える可能性が高まることが見えてきた。

「心とからだが休まる休憩体験」は通常の休憩と比較し、いやな考えやイメージが浮かんできても「身体の感覚や集中できた」実感が高いことを確認。休憩体験前と比較して「心のゆとり」の実感が強く、「親切な気持ち」や「愛しい気持ち」をはじめとした他者への好感情（やさしさ）の高まりがみられることも分かった。

「オフィスめぐりズム」と「呼吸する休憩所」は、本実験結果などを踏まえ、今後もからだだけでなく「心」の豊かさにも着目した良質な休憩の提供に取り組んでいく。