2025年01月27日 20:05

フューチャーベンチャーキャピタル(FVC)は、長野県・日本政策金融公庫と連携し、県内金融機関等と共同で設立した「信州スタートアップ・承継支援2号投資事業(信州SS2号ファンド)」より、事業承継に取り組む小石屋旅館に投資を実行した。

開湯から1300年の歴史を誇る渋温泉に位置する小石屋旅館は、昭和初期に職人たちが趣向を凝らして造り上げた旅館。客室は、趣ある和室をそのまま残しつつ、最近の旅行スタイルに合わせて快適でカジュアルな滞在を提供している。同社はヤドロクから新設分割された会社であり、信州SS2号ファンドがホワイト・ベアーホテルズと共同で株式を引受けることにより、事業承継を支援した。

信州スタートアップ・承継支援2号ファンドは、創業・第二創業期にある企業や事業承継における後継者の株式買い取り問題を抱える企業に対して投資による資金供給を行うことで、地域経済の発展と新たな雇用を創出することを目的として長野県・日本政策金融公庫と連携し、長野県内の地域金融機関等とFVCが共同で設立したファンド。

フューチャーベンチャーキャピタルは、京都に本社を置く独立系ベンチャーキャピタル。地域のベンチャー企業を支援するための「地方創生ファンド」、事業会社のオープンイノベーションを促進するための「CVCファンド」、特定の投資領域を掲げ、業界の活性化を支援する「テーマ型ファンド」に取り組んでいる。

小石屋旅館は2024年12月設立。本社所在地は、長野県下高井郡山ノ内町大字平穏2277。