2025年01月21日 20:10

アヲハタは、製造過程で発生するジャムなどの食品残さをアップサイクルする取り組みを開始する。
アヲハタは、瀬戸内の柑橘をみかん缶詰・ママレードに加工する目的で1932年に創業した。みかん缶詰製造時には、製造過程で発生するみかんの外皮を陳皮(ちんぴ)に加工するなど、過去から無駄を出さない生産に取り組んできた。
今回、独自の発酵技術で未利用資源を再生・循環させる社会を構築する研究開発型スタートアップのファーメンステーションと連携し、製造過程で発生する食品残さを原料にアルコール(エタノール)の発酵・精製に成功した。これを使用したオリジナルのウェットティッシュを作成し、株主優待品などに使用する。製造過程で発生する食品残さを日用品にアップサイクルしたアヲハタ初の事例になる。
廃棄物や副産物など、従来、不要と考えられ活用されていないものをより社会価値・経済価値の高い生産物に転換すること。このアップサイクルの取り組みは、社内公募で生まれたサステナブルをテーマとするアイデアが起点となっている。より価値ある資源の循環を目指して検討を重ね、独自の発酵技術を持つファーメンステーションと連携することにより、未利用資源からアップサイクル素材を生み出すことが可能となった。
アヲハタは、これからも循環型社会への貢献をめざし、食品ロスの削減と資源の有効活用に努めていく。