2025年01月14日 12:23

パーソルキャリアが運営する調査機関「Job総研」は、「はたらく社会人の本音」をテーマに「第3回 Job川柳」を実施し、全253作品から最優秀賞を含む受賞作品を経済・社会部門に分けて決定した。
コロナ禍が完全に明け、当たり前の生活が戻ると考えられた2024年の今年の漢字には「金」が選ばれた。明るいニュースもあった反面、過去最高の猛暑を記録するだけでなく、慢性的な物価高・賃上げ問題や新紙幣の発行、総裁選を含む政治問題など、社会人の生活を揺るがす出来事も目立った1年となった。今回で3度目となる「Job川柳」では、昨今の社会情勢や職場の風潮の変化を受け、「はたらく社会人の本音」をテーマに募集。応募作品には、職場コミュニケーションやはたらき方への変化を求める作品が多く集まったが、中でも賃上げ及び物価高など経済にまつわる句や、ハラスメントや世代別の本音など社会的な句が目立ったことから、2024年を象徴した「経済」と「社会」の2部門に分けて選出を行った。
「第3回 Job川柳」では、「給料で 今日は贅沢 明日節約」が最優秀賞受賞作品に選出された。回答者全体の76.3%が経済、特に賃上げに注目しているように、長期間に渡る賃上げ・物価高問題は、2024年においても1年を象徴するトピックの1つとなった。このような状況で、贅沢という特別感を望む本音がある一方で、節約を余儀なくされている現実との対比が、2024年の社会人の苦労や生活の実態を窺わせる内容となっており、2025年のはたらく社会人の本音を表す作品として選出された。