2025年01月10日 19:44

埼玉県を拠点にクレーンリース業などを展開する篠田重機は、クレーンを使って上空からの撮影に取り組む独自のノウハウ「バードビジョン」の本格運用を開始。1月10日から、新たに社内で「バードビジョンプロジェクトチーム」を立ち上げ、事業拡大を進める。

「バードビジョン」は、ラフタークレーン車やオールテレーンクレーン車のブームの先端に「超高性能防振カメラ(バードビジョンカメラ)」や「多目的自動水平台(バードビジョンステージ)」などを設置。有人・無人にかかわらずさまざまな高所からの撮影を可能にしたシステムで、篠田重機が独自に開発した。

クレーン車はこれまで、主に建設現場などで活用されてきたが、高所作業での安全性や安定性は高く、同社としてもより多くの場面でクレーン車の力を活用できる方法を作り上げてきた。「バードビジョン」は、ゴルフ・サッカー・野球・陸上・モーターレース・競馬・コンサートなどの中継や、俯瞰写真の撮影、環境調査や交通量調査の実施、監視などに活用できる。また看板の設置、高所の清掃、避雷針の交換など、さまざまなシーンで安全で安定した撮影や高所作業などが可能となる。

篠田重機は、クレーンとともに成長してきた会社で、クレーンには無限に秘められた大きな力があると信じている。専門のプロジェクトチームを立ち上げることで、社内外との連携強化に着手する。詳しくはバードビジョン特設サイトへ。