2025年01月09日 12:51

ヴイストンは、認知症高齢者のQOLの向上を目指し開発されたヒーリングコミュニケーションデバイス「かまって「ひろちゃん」」について、新しい使い方やデザイン、衣装などを募集するデザインコンテストを開始する。

かまって「ひろちゃん」は、赤ちゃんをあやすことを通して、あやす側に癒やしの効果が得られるはず、という点に着目した、これまでにないヒーリングコミュニケーションデバイスで、認知症に伴うBPSDの低減などを目指して開発した。ユーザーからのはたらきかけに応じて、本物の赤ちゃんと同じように、様々な声を発して感情を表現する。個々のユーザーが自身のイメージする「赤ちゃん」を投影しやすいよう、あえて「顔がない」デザインとしたことも特徴だ。

今回実施するデザインコンテストは、かまって「ひろちゃん」の特徴を活用しつつ、新たな活用方法やデザインなどを募集するもの。一次審査を通過した作品については、大阪・関西万博での展示を予定している。本来は認知症高齢者のQOL向上を目指して企画、開発を行った、かまって「ひろちゃん」だが、「優しくあやすと可愛く笑う」というシンプルな使用方法であるがゆえに、さらに多様な場面での活用が可能と考えられる。そのため、本来の用途に関わりなく、自由な発想での活用の提案を募集するべく、デザインコンテストを実施することとした。なお、本コンテストでいう「デザイン」は「使い方のデザイン」という意図も含んでいる。

応募可能期間は2月3日~25日正午。

かまって「ひろちゃん」公式ページ