2025年01月08日 12:47

パナソニック空質空調社は、1月7日(米国現地)より、米国市場で住宅向け全館空調システム「OASYS(オアシス)」の販売を開始する。
米国では暖房機器はガス式、冷房機器は電気式が一般的だが、脱炭素社会の実現に向けて、暖房機器はガスから電気への移行、冷房機器はより一層省エネの必要性が増し、冷暖房機能両方を備えた高効率なヒートポンプ、さらにはインバータ式空調へのシフトが求められている。
パナソニックが今回販売を開始する「OASYS」は、高気密、高断熱な住宅に適したパナソニック製の高性能なルームエアコン、空調負荷の低減、PM2.5などの抑制を実現する熱交換気ユニット、業界トップクラスの省エネ性、静音性を持つDCモーターを用いた搬送ファンを最適に組み合わせたシステムで、従来の空調方式に対して50%以上の省エネに貢献する。空調された冷温風は多数の搬送ファンからダクトを通じて大風量かつ均一に送風され、各吹き出し口からの吹き出し温度と室内温度との差を小さくすることにより、家全体、部屋の上下空間の温湿度を一定に保つ。結果として、省エネでありながら、これまでにない快適・健康な住空間の実現、また、屋根裏、床下もくまなく空気循環することで、結露やカビ発生リスクを減少させ、米国で一般的な木造住宅の劣化を抑制する。
なお、パナソニックは1月22日、テキサス州のヒューストンに「OASYSコンセプトホーム」をオープン。ビルダーなどBtoB顧客を対象に、「OASYS」のシステムコンセプトを展示、体感の場を提供することを目的に活用する。