2025年01月07日 09:03

東海電子は、運転前にアルコールチェックを行い、検知されるとエンジンがかからない車載型飲酒運転防止システム「呼気吹き込み式アルコール・インターロック装置」の2024年度の実績と普及状況を公開した。

2011年5月1日、点呼におけるアルコール検知器の使用の義務化が施行されてから10年が経過した。現在、法令上、トラック、バス、タクシー等8万を超える運輸・交通事業者は、必ず、アルコール検知器を設備として事業所に備え、点呼時の酒気帯び確認時に、これを使用しなければならない。点呼が100%実施されていれば、誰一人として酒気を帯びたドライバーは路上には存在しない規制強化であった。ところが、アルコール検知器義務付けが行われたものの、近年、ゼロに向かうどころか、下げ止まり状態。トラック業界にいたっては、直近では前年比増という事態になっている。

東海電子は、2009年9月から、運転前に呼気検査を行いアルコールが検知されるとエンジンがかからない飲酒運転防止システム「呼気吹き込み式アルコール・インターロック」を販売。現在、アルコール検知器は多種多様なものがあるが、「運転前に必ず呼気をチェックし記録を残し、検知したらクルマが動かない」このような強制力のある検知器は、アルコール・インターロック装置だけ。

2022年度に白ナンバー義務化の影響を受け大幅に台数を伸ばし、翌年2023年度の実績は大幅に減少となったが、2024年に入りやや増加した。

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