2025年01月06日 12:57

武蔵野美術大学とプレイドの事業開発組織STUDIO ZEROは、1月1日に共同研究プロジェクトとして企業や組織のカルチャー変革を加速するために「カルチャーシフト・デザイン研究所」を設立した。
近年、ビジネス環境の急速な変化に伴い、特に大企業が従来の企業カルチャーの見直しを迫られている。旧来の企業文化から脱却できない課題は、歴史を経ている企業に多く、特に従業員や組織規模が大きな企業は、その中で根付いたものの更新・変化の対応に時間がかかることが多い。一方、スタートアップ企業は革新性やスピード感を持った柔軟な企業文化を形成し、これが成功要因となっているケースもある。
本取り組みでは、先進的なスタートアップ企業や国内有数の大企業を複数社選定した上で、大企業が効果的に企業カルチャーを変革するための新しいフレームワークを探索・構築することを目的としている。内容は、フレームワークの構築(変革に成功している企業の事例研究や、企業文化の再構築に必要な要素を分析。これを基に、企業カルチャー変革のためのフレームワークを作成する)、ワークショップの実施(学生と共に、多くの企業役員やカルチャー推進担当者を対象としたワークショップを開催。スタートアップのアプローチを基に、変革を支援する実践的な手法を提供し、フィードバックを収集する)、実践と検証(提案されたフレームワークを複数の企業に適用し、変革プロセスを検証。フィードバックを得ながら、フレームワークを精緻化する)。