2024年12月26日 19:02

ユーピーエス・ジャパンと九州旅客鉄道は、JR九州の新幹線ネットワークとUPSの広範な国際航空ネットワークを結び、より便利でスピーディな日本発の国際宅配便サービスの提供を開始する。

UPSは世界最大級の企業。小口貨物からフレートまでの国際輸送サービスをはじめ、在庫管理や流通加工などのロジスティクスサービス、国際貿易の円滑化やビジネスをより効率的に進めるための先進テクノロジーなど、幅広いソリューションを世界200以上の国や地域で提供している。

本サービスでは、利用客が海外向けの荷物をJR九州のみどりの窓口で預けると、博多駅まで新幹線で輸送された後、UPSが定期貨物便を運航する北九州空港で同日のフライトに搭載され、世界各地に届けられる。スピードと信頼性に定評のあるJR九州の新幹線とUPSのグローバル航空ネットワークがつながることで、米国やアジアの主要都市へは最短翌営業日、カナダや中南米、欧州、中東、アフリカへは最短2営業日での配達が可能だ。

また、ファーストマイル輸送のトラックから鉄道へのモーダルシフトにより、二酸化炭素排出量の約90%削減が可能となり、国際輸送において、より持続可能な選択肢を利用客に提供できるほか、トラックドライバー不足の2024年問題解決にも寄与する。

本サービスは、JR九州の新幹線ネットワークを活用した荷物輸送サービス「はやっ!便」を利用。2025年1月14日からJR鹿児島中央駅で提供開始となり、今後他の駅にも拡大が検討されている。