2024年12月25日 16:05

石川県医師会とMutubiは、12月25日に映像アーカイブ「医師たちの奮闘 -能登半島地震/能登豪雨-」を公開した。本企画は、石川県医師会災害対策本部と石川県医師会、被災地メディア「MuTube-被災地と未災地をよくするメディア-」によるコラボ事業。その他、日本医師会および能登北部医師会の協力により実現した。

今回、被災の中心となった能登北部は、県内でも高い高齢化率48%、医師偏在指数は全国2次医療圏335地域のうち、320番目の医療過疎地域でもある。

能登半島地震の被災4市町を中心としたクリニックおよび総合病院の28施設において、災害対応の主力となった院長や医師に対しヒアリングを実施。発災当時の状況からその後の医院の運営状況を、写真・映像を組み込みながら、映像または記事により記録した。

石川県医師会会長・安田健二さんは、復旧・復興へと向かう能登は「夢とロマンと片手にそろばん」を持ち、周回遅れのトップランナーを目指せばいいと考えているという。全国からのJMAT派遣は延べ1万2千人を超え、被災地に大きな希望をもたらした。これまでに協力してきた全国の医療従事者および多くの支援者に感謝を伝えるとともに、災害時の医療体制における課題や反省点を次なる災害対応に活かすための使命を持ち、本映像を伝えていく。アーカイブページはこちら。