2024年12月25日 15:34

山田進太郎D&I財団はStudyplusトレンド研究所と連携して、4月に高校生・大学生8831人を対象に「文理選択に影響を与える要因:高校生・大学生の進路実態調査」を実施。調査結果を公開した。
まず、女子は中学3年生時点で理系志望が男子より13.5ポイント少なく、男子は将来の職業に関して、技術職への関心が高いことが分かった。進路選択においては、女子は男子より1.6倍多く母親からプラスの影響を受け、特に理系女子は父親からのプラスの影響が文系女子の約2倍となっている。
女子の29.5%が母親からの影響をプラスに捉えており、これは男子の18.7%と比較すると、1.6倍多い。また理系女子の場合、母親についで教員(20.5%)、父親(13.7%)からプラス影響を受けており、理系女子に限っては父親からの影響が文系女子(7.8%)の約2倍弱。一方で女子は母親(23.9%)、父親(20.2%)、教員(19.0%)から進路に対するマイナスの影響を受けており、男子(それぞれ15.8%、14.0%、19.2%)と比べて家族から影響を受けていた。
理系体験率は全体で40%。理系選択者は文系選択者よりも6.8ポイント体験率が高く、性別や地域差はほぼない。また理系に向いていると感じる男子は50.1%、女子31.2%、成績に自信があるのは男子60%に対し女子39%と、いずれも男女で20ポイント近くの差が出た。詳しくはこちら。