2024年12月24日 19:59

トラース・オン・プロダクトは、同社が開発した日本市場に向けたAI電力削減ソリューション「AIrux8(エーアイラックスエイト)」を、大手老舗百貨店の本社ビルに導入。半年間の実証運用の結果、空調電力の25%を削減することに成功した。それに伴い、大手老舗百貨店のSDGsへの取り組みに本格的に協力、導入エリアの拡大が決定した。
「AIrux8」は、天井に設置された人感センサーを組み込んだ「Node(ノード)」と呼ばれるセンサーを通して、施設内の混雑状況や空間温度などの環境データを取得する。その取得された環境データは、本特許アルゴリズムにより空間の温度斥力にマッピングされ、空調の温度変化で消費されるエネルギー量を事前に予測。それにより、最適な温度変化の解を得る事が出来る仕組みになっている。
同社は、その制御ロジックと環境データをクラウドに集積しており、データが増えれば増える程、他社が追随できないサービスに育って行くと考える。その結果、「AIrux8」を導入することで環境温度と設置される建物の特性に応じた温度調整ロジックが最適化されることになり、消費電力を大幅に抑えることが可能になる。
現在、「AIrux8」は日本市場展開拡大に向けて、多くの企業との販売パートナーシップが着実に進行している。今後も、引き続き「AIrux8」を同社の主要ソリューションとして、戦略販売パートナーとの提携を強化しながら、日本国内での導入を更に進めると共に、その販売をさらに加速させていく。