2024年12月20日 12:47

村上財団は、政治家を目指す女性たちのための「パブリックリーダー塾」第3期の募集を開始する。

現在の日本の政治は依然として同質的な議員層で構成されており、人口減少や女性の社会進出、など多様化する社会課題に十分に対応できていない。さらに、度重なる政治資金問題の浮上により、政治改革の必要性はかつてないほど高まっている。村上財団とPwCが共同発表したレポートでは、女性議員の増加が多様な視点を政治にもたらし、実現可能な政策範囲を広げることが明らかになっている。また、複数の調査研究によれば、女性議員の割合が増加することで政府の汚職度が低下する傾向が示された。これは、女性の参加が増えることで、従来の閉鎖的な政治構造が変化し、透明性が高まることを示唆している。今まさに、日本には女性や若者が政治の世界に参画し、多様な視点から政治と社会を変革することが求められている。

村上財団はこれまで、パブリックリーダー塾を通じて未来のリーダー育成に取り組んできた。過去2期の卒業生の中からは、2名が国会議員、4名が地方議員として活躍している。しかし、女性の政治参画を促すためには、長期的な支援と環境整備が不可欠だ。こうした背景を踏まえ、村上財団は「パブリックリーダー塾」第3期を継続して開講。次世代を担う女性政治家志望者の支援・育成を通じて、女性が立候補しやすい環境を整備し、ひいては日本のジェンダーギャップの解消と社会的課題の解決を目指す。

第3期受講生の募集期間は、12月20日〜2025年1月15日まで。

村上財団「パブリックリーダー塾」