2024年12月16日 10:04

AMDlabは、建築設計者向けWebアプリ「建物カルテ」に、新機能「条例自動検索」を追加リリースした。

条例に関する調査は、設計者にとって非常に時間のかかる作業だ。その理由のひとつは、都道府県や市区町村ごとに条例が異なるため。同じ規制でも地域によって基準が異なり、自治体ごとにホームページや電話にて規制を確認しなければならない。また、改正の頻度も地域ごとに異なり、最新情報を把握する必要もあり、時間がかかる要因となっている。もうひとつは、正確な把握が求められること。確認作業に抜け漏れがあると、計画に重大な影響を及ぼし、プロジェクトの遅延にも繋がる可能性がある。このような理由から、条例調査は設計者にとって大きな負担となっている。

「建物カルテ」は、建築設計に必要な情報をWeb上で一元管理し、チームの連携強化を支援するサービス。今回追加された「条例自動検索機能」により、設計計画にかかる規制の情報管理がさらに効率化される。設計者は敷地の住所を入力するだけで、その地域の条例に基づく必要な申請・届出を把握できる。これにより、各自治体のホームページや電話での調査にかかる手間が大幅に軽減可能。また、定期的に改正が行われた際も、自動でアップデートが実施されるため、常に最新情報を確認できる。さらに、納期や進捗状況も同時に管理できるため、プロジェクトの遅延や手続き漏れのリスクを最小限に抑えることができる。

利用料金は、フリープラン:無料、ベーシックプラン:要問い合わせ。利用開始時期は12月2日〜。

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