2024年12月10日 09:03

RENATUS ROBOTICS(レナトスロボティクス)は、TRUST SMITH(トラストスミス)からAIを用いたロボットアーム制御技術「ADAM SMITH」を買い取り、ロボットによる無人ピッキングシステムの開発を開始した。
TRUST SMITHは、2019年に創業した東京大学発のAIロボティクス企業で、これまで様々な大企業へロボットアーム技術を提供してきた。「ADAM SMITH」も東京大学のAI研究者達が最先端アルゴリズムを用いて開発した独自のAIだ。一方、RENATUS ROBOTICSは、これまで世界初の統合型メガ自動倉庫「RENATUS」を提供してきた。
RENATUSは既にEC向け発送センターの全作業量のうち40〜60%を占める「棚から商品を引き出す工程」「商品を荷合わせる工程」を自動化することに成功しているが、棚から引き出された商品を出荷箱へ移す「ピッキング工程」は人による作業に依存していた。
ADAM SMITHはこのピッキング工程を担い、梱包までの出荷作業を完全に無人化する。ADAM SMITHは把持対象を認識するカメラモジュール「GOD VISION」と把持対象を把持するアームモジュール「VISIBLE HAND」によって構成される。
ADAM SMITHとRENATUSによって、EC向け発送センターの全作業量のうち60〜70%が無人化されることとなる。