2024年12月05日 09:55

TRINUSと黒滝村森林組合(奈良県)が手掛ける「暮らしに四季を取り入れる、枝ものを広げるプロジェクト」が、ウッドデザイン賞2024ライフスタイルデザイン部門において優秀賞(林野庁長官賞)を受賞、12月4日に東京ビックサイトにて表彰式が行われた。

日本ウッドデザイン協会の「ウッドデザイン賞」は、木の良さや価値を、デザインの力で再構築することを目的として、優れた建築・空間や製品、活動や仕組み、研究等を協会が募集・評価し表彰する顕彰制度。

TRINUSが運営するECサイト「SiKiTO」と黒滝村森林組合が共同で推進するこのプロジェクトでは、伝統的な枝もの文化の現代的な再解釈と、都市部でも自然とのつながりを感じられる新しいライフスタイルの提案が大きなテーマとなっている。本プロジェクトの主な取り組みは、「枝もの定期便」サービス(四季折々の枝ものが毎月自宅に届くサービスで、利用者は季節ごとに異なる花や実、葉を通じて自然を感じることができる)、枝もの専用花器「EDA VASE」の開発、奈良県黒滝村で産地形成と地域資源の有効活用、四季を届ける枝カフェ「SiKiTOCAFE」オープン、など。

今回の受賞では、「木に親しむ暮らしの提案を、枝ものをテーマに展開し、季節ごとの楽しみなども気軽に感じることができる良質な活動である」「鮮度を保ったり、安定的な供給のためにも様々な工夫をしており、林産地への還元にもつながっている」「産地や森林の現状を伝えることで森林資源を取り巻く状況を生活者に伝えている点も重要である」と評価された。

ウッドデザイン賞公式Webサイト