2024年12月04日 16:01

日本経済大学 東京渋谷キャンパスの学生約400人が、11月26日~29日の4日間にわたり、渋谷区と連携して落書き消しボランティア活動を実施した。この取り組みは、渋谷駅周辺を中心に深刻化する落書き被害の改善と地域美化への貢献を目的としたもの。

本活動は、渋谷区が展開する「らくがき消去サポーター(らくサポ)」に本学が応募し、地域ボランティアと協力する形で実現した。今回の活動を通じて、学生たちは地域社会の課題に触れ、社会貢献の意識を高める貴重な経験を得ることができた。

渋谷区では条例で落書き行為を禁止しており、地域と協力して落書き消しを推進している。本学では、「地域貢献」を重視した教育カリキュラムの一環として、この活動に参加した。学生たちは渋谷区職員からレクチャーを受けた上で、建物や看板に描かれた落書きを専用の溶剤と布巾を用いて除去。また、電柱に貼られたステッカーをへらで剥がす作業も丁寧に行った。

4日間にわたる活動では、1日あたり約100名、延べ400名の学生が参加。渋谷駅周辺のハチ公広場、センター街、道玄坂、恵比寿東口公園など、落書き被害が目立つエリアで作業を実施した。参加した学生からは、「渋谷には落書きが多いと感じましたが、作業を通じて街がきれいになったとき、大きな達成感がありました。いつか渋谷が落書きやごみのない街になることを願っています。」等の声が寄せられた。