2024年11月29日 09:50

シェア=国際保健協力市民の会は、12月14日、人権セミナー「国内外の人権法と在日外国人の健康権について」を開催する。

シェアは、健康で平和な世界を全ての人とのわかちあう(シェア)ために、草の根の立場から行動を起こした医師・看護師・学生等が中心になり、1983年に結成された国際保健NGO(民間団体)。

すでに日本は多民族化が進み、多文化共生社会の時代が到来している。日本国内で暮らす36人に1人は外国籍の人であり、2022年に誕生した子どものうち24人に1人は親のどちらか一方が外国籍だ。世界保健機関(WHO)によると、「健康」とは、身体的、精神的、社会的に健康な状態をいい、また、到達しうる最高基準の健康を享有することは、人種、宗教、政治的信条又は経済的若しくは社会的条件の差別なしに、すべての人が有する基本的権利であると述べている。これを「健康権」という。当然のことではあるが、在日外国人にも健康権がある。

今回のセミナーでは、在日外国人の保健医療福祉と健康支援のあり方について、国内外の人権法の視点から学ぶ。「無差別・内外人平等」の原則を深く理解し、現場を俯瞰することで、実践に役立つヒントや倫理観の再認識を目指す。スピーカーの李節子さんは、千葉大学看護学部を卒業し、1995年に東京大学で保健学博士号を取得。その後、東京女子医科大学、米国ライト州立大学、長崎県立大学で勤務し、数々の著書を執筆している。

参加費は無料。会場はオンライン開催(ウェビナー)。日時は12月14日14時~15時30分。

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