2024年11月26日 16:59

立飛ホールディングスは、立飛駅西側に計画中の木造商業施設「(仮称)泉町商業施設」について、2025年夏の開業を目指し、10月30日に着工した。同社は同施設の企画開発および開業後の運営を担当する。
本施設のコンセプトは「come on commons」。広場や屋外席などの屋外空間を2棟の木造商業施設が共有することで、まち、ひと、店が一緒になって発展を続けていける、心地よい共空間を目指す。前面道路から大きくセットバックした空間に広場や植栽帯などのオープンなスペースを設けることで、パブリックとプライベートをボーダレスにつなげ、気軽に立ち寄れる施設を提供する。
本施設は木造2階建ての建物2棟により木の柔らかさや温もりに囲まれた空間を創出し、来街者に快適な場を提供。また、国産材・多摩産材を活用することで、CO2の固定化による環境貢献に加えて、森林資源の健全な循環に貢献することを目指す。人の目に触れる外壁や軒裏に積極的に木を利用することで、木材利用の波及効果を図るとともに、木の柔らかさや温もりに囲まれた空間を創出する。
国産材・多摩産材の活用や特に森林の健全な循環を促す上で、木材を大量に消費することは極めて重要な課題。建築資材(主に柱や梁、外壁板張)として国産材・多摩産材を大量に活用する(国産木材383.50㎥、うち多摩産材142.73㎥)本計画の実現は、森林、育林、伐採といった森林資源の健全な循環に寄与する。