2024年11月25日 19:52

おやさいクレヨン mizuiroは、JAアオレンと、りんごジュース製造時に発生する搾り粕を再利用した段ボール資材の共同開発に成功した。「旬の林檎 密閉搾り195g」(30缶/ケース)製作数は2万枚。搾り粕の使用量は250kgで、配合率は表面紙に搾り粕10%、再生紙パルプ90%となっている。
循環型社会と地方創生に向けた革新的な取り組みとして日本初となる商品実装となる本プロジェクト。両社の持つ技術と地域産業との連携により、青森県発の新たな資源活用モデルを全国へと広め、環境保全と産業の活性化に寄与する取り組みとなる。
本プロジェクトによって古紙使用量の削減が実現し、新たなパルプ資源の消費を抑える役割を担っている。従来の資材に比べて環境負荷が低減され、持続可能な社会を支える素材として期待されるこの取り組みの意義は、廃棄物の循環を目指すこと。JAアオレンの年間販売ケース数145万ケースへの対応に向け、年間20~30トンのりんご搾り粕を使用することを目標としている。
12月出荷分より、「旬の林檎」用段ボールから順次導入し、将来的にはすべての梱包資材を「りんご搾り粕」を活用した段ボールに切り替える予定。また、この度、本プロジェクトについてJAアオレン工場所在地である、弘前市・市長へ報告する運びとなった。