2024年11月19日 19:50

マイストーリーインカードは、静岡県牧之原台地のお茶と昭和21年創業の赤堀商店のストーリー「静岡まるよ茶屋物語」をAmazon Kindle/Paperbackにて出版する。
毎日当たり前のように起こることを日本語では「日常茶飯事」という。お茶を飲んでご飯を食べるように普通のことという意味。昭和の家庭風景には、ちゃぶ台、急須、茶碗、茶葉があったが、令和の現代はどうだろうか。
日本の家庭でのお茶は、江戸時代中期に茶葉を蒸して作る煎茶の誕生によって広まった。太平洋戦争期に落ち込んだものの、明治、大正、そして昭和の高度経済成長期を通じて右肩上がりで普及してきた。その後、生活スタイルの変化とともに、国民一人当りの緑茶消費量は昭和51年(1976年)に頭打ちとなり、国内総消費量は人口減少とも相まって平成16年(2004年)をピークに減少傾向にある。
しかし、日本はお茶の香りと味わいを忘れていない。日本の風土・文化と料理・菓子を引き立てるお茶に、まだ気づいていない人がいる。その信念と情熱から、お茶の伝統を守りながらも新しい楽しみ方に挑戦する人々がいる。静岡県御前崎市の赤堀商店・まるよ茶屋もその一つである。静岡を中心とした日本の茶産業の歴史をたどりながら、赤堀商店・まるよ茶屋の軌跡と未来に向けた挑戦をつづる。
「静岡まるよ茶屋物語」は電子書籍版250円(税込み)。ペーパーバック版960円(税込み)。