イカロス出版は、「寝台特急「カシオペア」メモリアルBOOK」を11月18日に発売した。

上野と札幌を1日おきに往復していた豪華寝台特急「カシオペア」。多くの人から「乗ってみたい！」と憧れを集めてきたが、2016年3月の北海道新幹線開業を前に定期運行を終了した。その後も団体ツアー列車「カシオペア紀行」や「カシオペアクルーズ」として運転されてきたが、最近では新しい募集も少なく、その動向に多くの鉄道ファンから注目が集まっている。

本誌ではまず、使用されているE26系客車を詳しく解説。2両編成の各形式と予備電源車の概要、7種類の個室の特徴、ダイニングカーやラウンジカーの魅力などを紹介し、実際に乗った人には懐かしく、ファンにとっては貴重な資料となる内容だ。また、雑誌「旅と鉄道」で音楽家の森ミドリさんが旅した乗車記を、写真を一部変更して再構成。引退から早8年が経つ「カシオペア」の旅が、再びよみがえる。もちろん、「カシオペア」を牽引してきた機関車や、団体専用列車としての「カシオペア」も紹介しており、牽引機ファンの期待にも応える内容となっている。本書の構成は、E26系客車のプロフィール、E26系「カシオペア」の編成、E26系「カシオペア」の客室、上野から札幌へ カシオペア幻想曲（乗車記）、今も乗れる！撮れる！団体専用列車の「カシオペア」、「カシオペア」の牽引機たち、上野～札幌間 寝台特急クロニクル。

定価は1980円（税込）。発売日は11月18日。

イカロス出版