2024年11月14日 15:56

山と溪谷社は、11月14日、山溪ハンディ図鑑「新 日本の野鳥」を刊行した。

1998年の初版刊⾏以来、四半世紀を超えて版を重ね続けるロングセラー野鳥図鑑が、最新の分類の発表にあわせて大改訂。写真を大幅に増やし、幼鳥や季節違いの羽衣の写真がさらに充実。一種の鳥について、雄雌、幼鳥、夏羽・冬羽などさまざまな姿を写真で紹介し、識別に役立つ鳥の行動や鳴き声、見た目の特徴についても丁寧に解説している。さらに今回の改訂では、全体のおよそ3分の2にあたる約360種について、各種のページに掲載のQRコードを読み込むと、背後のノイズが除去されたクリアな鳥の鳴き声を聞くことができるようになった(音声提供:上田秀雄さん)。

「新 日本の野鳥」では、新たに900点近い写真を追加・更新して、より美しくより分かりやすい写真で、日本の野鳥約540種を紹介。分類は、最新の「日本鳥類目録 改訂第8版」に準拠。ミナミトラツグミ(旧オオトラツグミ)は、トラツグミの亜種から独立種へと変更になった。写真は全体の3~4割を変更し、900点近い写真を追加・更新。夏羽・冬羽の違いに加えて、幼鳥や飛翔時の写真も充実。各種のページに掲載のQRコードをスマートフォンなどで読み込むと、鳥の鳴き声を聞くことができる。珍鳥・迷鳥などを除いた約360種の鳥について、600以上の鳴き声データを収録。以前の版では小さく触れる程度だった外来鳥についても、しっかりと紹介する。

定価は5280円(税込)。発売日は11月14日。

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