
能美防災は、駒澤大学が10月29日〜31日に開催した防災イベント「駒大防災ハロウィン」において、アプリ「NHOPS(エヌ・ホップス)」を利用した「駒大ぼうさい巡り」というミッションラリー形式の防災学習を提供した。
NHOPSは、現在開発中のアプリであり、避難所における課題解決を目的としている。これまでに100以上の自治体や関連団体に対して、避難所に関するインタビューを実施し、現地で作業を行う職員や地域住民の課題を調査してきた。全国の自治体は地震や風水害などへの備えとして、避難所の開設・運営に関するマニュアル作成や訓練を行っている。しかし、実際の災害時には、防災知識が豊富な職員は災害対策本部に入るため、現場作業に当たる職員や地域住民は「実際に作業ができるか心配」といった不安を抱えていた。NHOPSは、使用者がマニュアルよりも簡単に必要な行動が取れることを目指している。
駒澤大学では、学生や教職員を対象に、防災意識の向上を図るための防災イベントを開催している。今年度は、新たに地域住民の人々も参加できるようにし「駒大防災ハロウィン」という名称でイベントを開催した。同社は、イベントのアトラクションの一つとして「駒大ぼうさい巡り」を提供。このアトラクションは、NHOPSを活用したもので、学生や教職員がキャンパス内で被災した際の具体的な行動や判断基準、防災に関する一般知識をクイズ形式やミッションラリー形式で学ぶことができる体験イベントだ。今回は4つのコース(震災・火災・救命・防災学習)を用意し、ミッションを完了した参加者には、大学が準備した景品が授与された。








