2024年11月12日 09:01

「ぬかとゆげ」は、日本サウナ学会総会において、最高位の学術大賞を受賞した。本研究はこれまで医学的なエビデンスのなかった酵素風呂の健康促進効果の可能性を医学的に検証し、末梢循環の血流促進や腰背部の痛み軽減、さらには睡眠障害の改善に寄与することを明らかにした。
京都・京丹後「温浴施設ぬかとゆげ」「よしおかクリニック」と、TSMCで話題の熊本「田中会武蔵ヶ丘臨床研究センター」では、健常な成人22名を対象に京丹後産米ぬか100%を使用した酵素風呂が与える身体や精神への影響を医学的に検証した。
本研究は、オーナーの吉岡が淡路島で体験した「酵素風呂」の感動体験から始まった。温かな米ぬかに包まれる中で、ただの温浴とは異なる深い安らぎや体の変化を感じ、「この温浴法には、きっと医学的な効果があるはずだ」と確信を得て、起業を目指しながらも、酵素風呂が持つ力を証明し多くの人に届けたい一心で、研究への道を模索した。その後、武蔵ヶ丘研究センターとの連携が実現。こうして2月、世界的にも例のない酵素風呂の研究が本格的にスタートした。
本研究は、酵素風呂の効果に関する医学的エビデンスを提示する世界初の試み。研究では対象者に週2回、42℃前後の米ぬかで20分間入酵を行い、その結果、酵素風呂は末梢循環血流の増加や睡眠の質向上、痛みの軽減に有意な効果を示した。今後はフィンランド式サウナとの併用など、異なる温浴法の組み合わせによる効果も検証予定となる。