2024年11月06日 12:52

「ニホン継業バンク 」「継業サポートセンター」などを運営するココホレジャパンは、新たに継業サポーター研修とドネイション制度を導入した。

かつて、日本の地域には、地域の仕事を地域の若い担い手が受け継ぎ、独自の仕事・文化として発展させる「自助的」な承継エコシステムがあった。しかし、都市部への人口集中と少子高齢化により、地域に担い手が減ったことで、その自助的な承継エコシステムは急速に失われつつある。このままでは、地域産業の廃業が進み、地域産業をきっかけに生まれる人と地域の関係も失われてしまうかもしれない。

ニホン継業バンクは、地方創生の根幹を支える地域産業の後継者課題を地域の課題と捉え、自治体による「公助」の継業・事業承継支援の仕組みづくりに取り組んできた。今回、この「公助型」の継業・事業承継支援に加え、「共助型」の継業・事業承継支援の仕組みをつくる。

具体的には、地域の後継者課題の解決に取り組みたい個人・団体・企業に対し、ニホン継業バンクの活用を通した実践的な継業・事業承継支援研修を実施。継業・事業承継支援に関する知識・ノウハウを習得する機会を提供する。継業サポーター研修を修了した人は、「継業サポーター」として、継業バンクを開設し利用することが可能。

さらに、継業サポーターを支援するドネイション制度を新設。任意の金額をドネイションすることで、継業サポーターの活動を支援することができる。