2024年09月30日 16:19

海と日本プロジェクトin滋賀県は、テイクアウト弁当を購入する人が地域共通リユース容器「リパコ」をシェアできるサービスの社会実験の参加店舗を9店舗に拡充させ、実施する。
テイクアウト弁当は使い捨てプラスチック容器を用いられることが多い。独自に行った事前調査では7割以上の人が、「使い捨て容器を捨てるときに罪悪感を感じたことがある」と回答した。リパコを使用することで、毎日の昼食時に出ていた使い捨て容器のごみを削減(1回の利用でプラスチックごみが約25g、CO2を約132g削減することが可能)。合わせて、プラスチックごみ問題の理解を促進するとともに、持続可能なサービス提供方法について探る。
世界中の海に存在するプラスチックごみは2050年までに魚の重量を超えると言われるほど、海洋プラスチックごみ問題は深刻さを増している。海と日本プロジェクトin滋賀県は、「リパコ」の実証実験を大津市内3店舗で実施。常連客の一部がリパコを継続購入するなど2カ月間で計242回の利用があった。一方で、小規模の3店舗のみの実証実験ということで、地域共通リユース容器という性質を活かしきれていない状況もあり、今回、大津市内の9店舗に拡大して実施する。
「リパコ」の参加店舗が増え、その店舗を応援する利用者が増えることが、プラスチック容器を減らし、利用者にプラスチック問題への取り組みの一歩にしてもらうことを目指す。詳しくはこちら。