2024年09月10日 19:53

常陽銀行と日立製作所は、日立工業専修学校において産学金連携による金融・DXリテラシー向上の取り組みを開始した。

近年、経済の複雑化やキャッシュレス決済の普及などにより、適切な金融判断を行うための金融リテラシーの向上が求められている。

本取り組みでは、日立は小型の売り場にサイネージ、センサー機能、生体認証などを組み合わせた無人コミュニケーション店舗「CO-URIBA(コウリバ)」を日専校に設置し、常陽銀行はサイネージに投影する金融教育コンテンツを提供する。生徒は、顔認証による手ぶらの決済を体験すると同時に、サイネージに表示される教育コンテンツを通して金融について学ぶことができる。

日立はCO-URIBAの運営方法を生徒に教え、生徒自身がCO-URIBAを主体的に運営することによるDXの学習・体験の場を提供。また、常陽銀行は、日専校で金融教室を開催し、生徒が金融知識を深める機会を提供する。さらに、生徒は常陽銀行と日立との交流を通じて、社会におけるコミュニケーションやビジネススキルを身につける機会を得ることができる。

これらにより、地域コミュニティの一体感を高めることで、地域への人財定着、地域経済の持続的な発展に貢献する。 なお、日専校はCO-URIBAを活用した金融・DXリテラシー教育の導入におけるファーストユーザーであり、常陽銀行と日立は、2024年度下期以降に茨城県の他教育機関などにも広げていく。