2024年09月10日 16:05

アサヒユウアスは兵庫県丹波篠山市と協力し、廃棄予定だった黒大豆の豆がら(枝や豆のさや)を活用したリユースカップ「森のタンブラーKUROMAME」を開発。「丹波篠山市デザイン」「小田垣商店デザイン付」の2種類で展開し、丹波篠山市内で10月中旬から販売開始する。
丹波篠山市の黒大豆は300年以上前から栽培され、地域の特産物やソウルフードとして親しまれている。2021年には、「丹波篠山の黒大豆栽培」が地域の気候風土や歴史・文化、景観や生物多様性を守り受け継ぐ技術や知恵が反映された取り組みとして、日本農業遺産に認定された。
これまで丹波篠山市内では、黒大豆の収穫後に残った豆がらの大半は農地で焼却され、肥料として活用してきたが、焼却の煙や作業の安全性が課題となっていた。同社はこの課題解決に取り組むと同時に、地域の特産物である黒大豆の魅力を伝えていくために、丹波篠山市と連携。黒大豆を収穫した後の豆がらを使った「森のタンブラーKUROMAME」(460ml)を開発した。
本商品は、丹波篠山市内で黒大豆を収穫した後に発生した豆がら(枝や豆のさや)を51%使用。黒大豆の豆がらを約70kgを使用し、「丹波篠山市デザイン」800個と「小田垣商店デザイン付」200個の合計1000個を製造した。丹波篠山市内の土産物店や飲食店などで、10月中旬から1300円(税込)で販売開始する。