2024年09月02日 09:04

YMハウスは、ヨックモックミュージアムのコレクションをさまざまな視点から紹介する展覧会の第5弾として、「ピカソ・セラミックー「見立て」の芸術」展を開催する。

開館記念第5弾の今期は、監修に当館の学術顧問でもある大髙保二郎(おおたかやすじろう)さん(早稲田大学名誉教授)を、ゲストキュレーターに東海林洋(しょうじよう)さん(ポーラ美術館学芸員)を迎えした。ピカソのセラミック等の制作を「形の転用の実験」と位置付けることで、日本文化における伝統的な視点である「見立て」との共通性を見出し、その様子を探る。

同時開催の特別コーナーでは、リノカット版画によるポスター「ヴァローリス・コレクション」初公開。ピカソは、セラミック制作の本拠地としたヴァローリス市の依頼により、1951年~1964年までの同市の陶器市などの催事ポスターを、リノリウム・カット(通称リノカット)の版画技法で制作した。

展覧会名は「(和)ピカソ・セラミックー「見立て」の芸術/(英)Picasso Ceramics: Art of MITATE」。入場料は一般1200円(税込)、学生(中学生以上)800円(税込)、小学生以下無料。※学生は学生証等の在籍が確認できるものを提示。※障がい者手帳を提示の場合、本人と付き添い1名は無料。会期は10月29日~2025年12月28日。月曜休館(ただし月曜が祝日の場合は翌平日)、年末年始。会場はヨックモックミュージアム(東京都港区南青山6-15-1)。