2024年08月30日 10:01

日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)は、NFT部会が中心となり、「NFTビジネスに関するガイドライン」を改定し、第3版として公表した。
JCBAは、暗号資産、ブロックチェーン上のデジタル資産、Web3に関連するビジネスについての会員間の知見共有、意見集約、業界課題の解決に向けての論点整理や提言を通じて、ビジネス環境整備・促進、普及啓発活動に取り組んでいる。
本ガイドラインは、同協会に加盟する事業者がNFT関連ビジネスに参入するにあたって考慮すべき様々な論点を整理したもの。これにより、事業者の参入を促進し、かつ、会員企業によるNFT関連サービスの適正かつ円滑な運営を実現、ひいてはユーザーにとって安心・安全な利用環境を提供し、健全な市場育成や充実した商品やサービスの選択肢拡充のベースになることを目指す。
今回の改定では、22年3月第2版からNFTビジネス関連で起きた事象を踏まえガイドラインに反映した。例えば、22年11月関係4団体と策定の「NFTのランダム型販売に関するガイドライン」、23年3月暗号資産該当性の金融庁事務ガイドライン改正、RWA等のユースケースの広がりと24年4月弊会公表「RWAトークンを発行する上での主要な規制にかかる考え方」、23年1月国税庁「NFTに関する税務上の取扱いについて(FAQ)」などを反映すべく改訂を行った。この改訂により、NFTビジネスに参入する事業者にとって道しるべとなる情報が網羅されたものとなっている。