2024年08月29日 17:34

アクティオは、IoTを活用した「遠隔監視システム搭載濁水処理装置」のレンタルを8月29日から開始する。

濁水処理とは、工事現場などで発生する工業用排水を一般的な生活排水路へ流せるように、pH値・水質などを調整して浄化させる作業。濁水処理装置では、泥を含んだ工業用排水に凝集剤(特殊な粒子が入った薬液)を混入させ、水中の不純物とこの薬液が反応して大きな塊に結合することにより、自重で沈降させ、水と不純物をタンク内で分離させる。

これまでの濁水処理装置は定置式のため、浄化のトラブルが発生した場合、設置場所に行かなければ異常に気づくことができなかった。また、混合させる薬品が不足し、異常な処理が発生した場合、薬品手配の対応が後手に回ってしまい、薬品の残量やpH・濁度の記録や流量などを定期的に目視で確認する必要があった。

今回の「遠隔監視システム搭載濁水処理装置」は、薬品の残量やpH・濁度の記録や流量などのデータをクラウド上で一括管理することができ、遠方からでも機械状況を確認することが可能。また、異常な数値が発生した場合はメール等で担当者へ通知する機能も備えている。

アクティオは今後も「レンサルティング」のノウハウを活かし、生産性を向上させる製品やサービスを提供していく。なお本商品は、9月11日~13日までインテックス大阪で開催される「第4回建設DX展 大阪」に出展する。