2024年08月29日 09:03

CINCは、生成AIを活用した社内向けナレッジマネジメントツールの開発を開始した。
CINCは創業時から、テクノロジーを活用して業務やサービス提供プロセスを自動化し、生産性向上やサービスの品質向上を行うことを強みとしてきた。これまでは、デジタルマーケティング領域におけるデータ収集や分析をする社内外向けのツール開発に注力してきた。
本来、時間をかけるべきなのは、顧客に最適化された提案を考え抜くことやコミュニケーション。しかし、その下準備であるプロジェクトを設計するために必要な情報を得る段階で、膨大な時間と労力が必要となる。また担当者の経験歴、習熟度によって、情報を得るためのプロセスにかかる時間、労力、選び取る情報の精度にも差が出る。その結果、習熟度の高いメンバーに負荷がかかる、新任の方のキャッチアップに時間がかかるなどの課題が生じていた。
本ツールの開発は7月より企画を開始。現在は、ユーザーの質問に対してAIが社内のナレッジをもとに回答するチャットボットを開発し、回答精度の検証を進めている。今後は社内のナレッジだけでなく、オープンデータから必要な情報を収集してナレッジを生成する機能、社内外の情報をもとに提案に落とし込む機能の開発・実装を予定している。
CINCは、過去の膨大な案件の記録から、類似案件の有無、当時の担当者の特定・ヒアリング、フォルダ内の資料の確認をして、必要な情報を収集しながらプロジェクトを設計していく。