2024年08月28日 19:42

ナイス社は、セブン-イレブン・ジャパンが福岡県福岡市に新たにオープンする「セブン-イレブン福岡ももち店」において、木材調達に携わった。8月29日のオープンに先立ち完成披露式典が執り行われ、高島宗一郎福岡市長ら多くの関係者が参列した。

同店舗は、福岡市産材を中心とした国産材の活用に加えて、省エネ・創エネ・蓄エネ設備を備えた次世代環境配慮型の木造店舗となっている。同社は、同店舗において使用された構造材、羽柄材、内外装材等の木材全般の調達及び加工を手掛けた。構造材のうち約4割が福岡市産材、約3割がその他の九州産材と、地元の木材がふんだんに活用されている。

外装の木製ルーバーには、表層圧密加工を施した同社オリジナル木材製品「Gywood」、外壁には、自然な木目の立体感と美しい陰影を持たせた「凸凹Gywood」が採用されている。ナイスグループオリジナル木材製品「Gywood」は、スギを中心とした国産針葉樹の主に大径材を使用し、表層部を特に圧密して高密度化するオリジナル技術を施した木材製品。調湿性の高さ・軽さなどはそのままに、キズに強い硬さを併せ持つ、ハイブリッドな無垢材となる。なお、店舗全体における木材使用量は33.76㎥。

同社は引き続き、商業施設をはじめとする非住宅建築物の木造化・木質化を通じて木材利用を推進し、森林資源の循環利用やカーボンニュートラルの実現等に貢献していく。