2024年08月28日 10:05

プライシングスタジオは、ログラスのEVC内製化支援を実施した。

EVCとはEconomic Value to the Customer(顧客にとっての経済価値)の略称。プライシング手法のひとつで、差別化要因をプロダクトやサービスの価値として価格に反映させる。算出された価格は顧客が払える最大の価格であるため、実際には数%を割り引いた値を販売価格とする。差別化要因を価格に反映できるため、SaaSのプライシング戦略として注目を集めている。

EVCは「顧客にとっての経済価値」を価格に反映させる。これにより、その「価値」を理解し、プロダクトやサービスの価格が適切であることを「定性的」および「定量的」に説明できるようになる。自社プロダクトの「強み」を明確にし、プロダクトやサービスへの理解を深める。価格の妥当性やプロダクトの強みを論理的に説明することで、プロダクトの魅力を最大限に伝え、具体的な提案が可能となることから、営業力の強化に繋がる。また、「EVCサイクル」と呼ばれる好循環が生まれる。プロダクトやサービスの価値を価格に反映させることにより、顧客にとっても納得感のある価格となる。それにより、企業の収益が上がり、企業側は機能のアップデート等による顧客体験の向上に投資をすることが可能になる。

ログラス社では、プライシングについての重要性を認識し、価格戦略に積極的に取り組んできた。今回、EVCの内製化を行うことにより、より高次元で取り組みが行えるようになり、プロダクトのさらなる価値向上を目指す。

プライシングスタジオ / ログラス