2024年08月21日 19:00

グローバル電子は、7月、石川県金沢市に農業法人「グローバルファームズ株式会社」を設立した。
グローバル電子は、最先端の電子部品を世界から調達するとともに、自社工場で電子部品、機器を製造し顧客企業に提供する、電子機器総合企業。特にアナログ技術、センサー応用技術の領域での豊富な経験を有し、スマート農業用IoT機器の開発にも取り組んでいる。
同社はまず石川県かほく市高松町の37アールの農地を借り受け、2025年より高級ブドウ、スイカ、サツマイモ等の生産を開始。当該農地に隣接する35アールのグローバル電子高松実験農場では、スマート農業用IoT機器(ハウス自動環境制御装置、地中水分濃度測定装置/自動潅水システム等)を開発しており、同社ではこれらの機器を活用してスマート農業を展開することで、5年後には石川県内での栽培面積を5ヘクタールにまで拡大するとともに若年農業従事者の雇用を促進し、1億円の農産物を出荷する計画だ。
またグローバル電子では、これらのスマート農業用IoT機器を、子会社であるグローバルマイクロニクスの金沢工場で生産し、3年後には日本、米国、インド等の市場に合計10億円程度販売することを目指している。そのためグローバルマイクロニクス金沢工場では、生産能力拡大に向け床面積1342㎡の第二工場を建設する(2025年11月竣工予定)。
「グローバルファームズ」設立日は7月。