2024年08月21日 12:51

miiboは、生成AIの嘘や間違いを効果的に検知する「AI分析機能」の有料ユーザー向け一般開放を発表した。

この機能は、生成AIの主要な課題である「ハルシネーション」や誤回答を素早く検知することにより、開発したAIの高速な改善を可能にする。より安全で高精度なAIの開発に役立てることができる。同社が提供する会話型AI構築プラットフォーム「miibo」で作成したAIの会話を確認をすることができる「会話のログ」画面にて、AIの分析結果を閲覧可能だ。

分析結果に含まれるのは、「信頼度(4段階評価)」(与えた前提データ(RAG)の内容と齟齬のある回答をしていないかを判定。この判定により、ハルシネーションのリスクがないか検知できる)、「解決予測(5段階評価)」(AIに話しかけたユーザーの抱える課題を本当に解決する回答ができているかを判定。ユーザー満足度の高いAIになっているかを確認できる)。上記2つの分析観点をバランスよく高めることで、高精度かつ満足度の高いAIを開発できる。

「miibo」は、生成AIを用いたAIプロダクトの開発〜運用、改善を一気通貫で行えるプラットフォームとして進化を続けていく。特に生成AIを活用したプロダクトはハルシネーションのリスク最小化が非常に重要な課題だ。「miibo」では、最新の手法も取り入れ、より精度の高いAI分析機能の提供にも注力していく。

提供開始日は8月21日(対象:miiboのプレミアムプラン以上を契約している全ユーザー)。

miibo