2024年08月19日 19:55

Social Change Agencyでは、中学生と高校生向けの社会保障ゲーム体験を提供する。

義務教育においては、社会科や公民、家庭科などにおいて社会保障が扱われるが、多くの教科書では医療や年金に主眼を置いている。そのため若者の日常生活との関連性が感じられにくく、縁遠い印象を与えている。社会保障の授業に充てられる時間の少なさも指摘されている。さらに制度を活用できるようになることに目的が置かれておらず、社会に蔓延する誤解を、知識を持って正すことも難しいのが現状。

そこでSocial Change Agencyでは、架空のキャラクターに起きたピンチを題材にして、さまざまな出来事に対して利用できる制度を知ることを目的にしたゲームを開発した。架空キャラクターは、ヤングケアラーの高校生、大学進学に際し経済的な不安を抱える高校生、熱心に部活に励む高校生、高校卒業し就職した18歳、パートナーからの要求に悩む大学生等。ピンチカード内容例としては、病気、怪我、事故、死別、失業、パワハラ、介護、給与未払い、妊娠、子育て、パートナーからの暴力等、20種類ほどを用意している。

現在、テスト版を体験する学校等を5カ所限定で募集している。2024年10月末までは、ファシリテーター交通費実費分のみで、テスト版の提供が可能。問い合わせはこちら