2024年08月13日 19:59

三人の俳優とピアノ、チェロ、バイオリンの旋律で描かれる、韓国発の衝撃作ミュージカル「ワイルド・グレイ」が、2025年1月に新国立劇場 小劇場にて日本初上演されることが決定した。演出・上演台本を手掛けるのは異才・根本宗子さん。キャストはチーム固定のWキャストで、福士誠治さん、立石俊樹さん、後藤 大さん/平間壮一さん、廣瀬友祐さん、福山康平さんの6名が集結する。

舞台は、慣習と規範に縛られた19世紀末、ロンドン。文学界の異端児オスカー・ワイルドは、小説「ドリアン・グレイの肖像」を連載する。しかし、美と若さのために魂を売り渡す青年ドリアン・グレイの物語は、時代に合わない破格的なテーマと内容で英国社会に衝撃を与える。議論と批判は収まらず、結局主人公のドリアンが死を迎えるという望まない結末で小説を出版する。そんなワイルドを支え続けるのは、友人であり支持者であるロバート・ロス。二人が望んでいた自由が芸術の中でさえ挫折したその時、ドリアン・グレイにそっくりな青年アルフレッド・ダグラスが現れる。

慣習と規範に縛られた社会で、自由を夢見る三人。芸術と現実、光と暗闇の境界線で彼らの世界が動きだす―。

東京公演は2025年1月8日~26日、会場は新国立劇場小劇場。大阪公演は2025年2月14日~16日、会場は森ノ宮ピロティホール。その他、高崎公演、愛知公演あり。詳しくはこちら