2024年08月06日 09:03

ツナググループ・ホールディングを母体とする「ツナグ働き方研究所」は、ここ数年で広がりを見せる「単発、短時間、短期間で働くスポットワーカーの市場」について定点観測する「スポットワークマーケットデータレポート」を毎月発表している。本レポートでは、5月度最新データについて、とりまとめた。
日本の社会課題である「2030年労働需給GAP解消」を目指す、ソリューションカンパニーであるツナググループは、コンサルティング×RPO(採用代行)×データベースを基軸事業として、従業員1000名を超える大手企業を中心にあらゆるソリューションを提供している。
5月度のスポットワーク求人倍率は1.46倍で、前月差-0.10ポイントと季節トレンドどおり求人数が前月より減少したことにより、求人倍率も微減という結果になった。前年比では、特に求職者数が増加(+25.7%)したこともあり、5カ月連続で下回る状況が続いている。
景気の先行指標とも言われる新規ワーク数は7万9882件。4月度は11カ月ぶりに前年比を下回ったが、5月度は+21.9%となんとか増加に転じた。主要職種ではコンビニスタッフが前年比+48.2%と最も伸びが高くなっている。
5月度のスポットワーク平均時給(首都圏・関西圏・東海圏の3大都市圏)は1173円。前月差-17円、前年差+2円となった。通常のアルバイト平均時給1186円(リクルート発表「アルバイト・パート募集時平均時給調査」)との比較では13円安い結果となった。