2024年08月05日 16:08

東京・竹芝のダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」では、8月22日~25日まで、「障害の未来を考える文化祭」を開催する。これは、学生中心のコミュニティ型ラボ「SFC-IFC」主催で、障害をさまざまな角度から体感し考えるイベント。開催にともないチケットの発売を開始する。

近年、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)や多様性について社会への要求は急激に高まっている。その一方で、D&Iや合理的配慮といった言葉の分かりづらさから、負担感や嫌悪感を抱く人も少なくない。また、「障害」がタブー視されがちな空気感は当事者や福祉への理解を遠ざける。SFC-IFCではかねてより、そのような事態を打破しようと、「障害の未来を考えるゼミ」という対話ワークショップ型のイベントを開催しており、今回のイベント企画に際してインスピレーションの源にもなった。

本イベントは「障害を楽しく身近に」がコンセプト。学生が試みる新しいアプリやロボット、当事者や当事者と作り上げるアート、来場者自らの声を会場に残す体験、福祉施設で作られている商品のショッピングなど。目まぐるしいほど、一度に「障害」をさまざまな角度から味わうことができる体験型展覧会となっている。

普段から障害や福祉に関わることが多い人だけでなく、イベントを主催する10代や20代のメンバーと同じ学生世代の若者も、普段とは一風変わった刺激を感じられる。詳しくはこちら