2024年08月02日 15:43

7月15日~21日、オランダで開催された自立型ロボットによるサッカーの世界大会「ロボカップ2024」にて、千葉工業大学チーム「CIT Brains」が、ヒューマノイド・キッドサイズリーグ「サッカー4on4」で優勝した。また、チーム同士が合同で戦って得点を競う「ドロップインゲーム」でも優勝。さらにベストヒューマノイドにおいても2位という好成績を収め、千葉工業大学の高い技術力を改めて世界に示した。

ロボカップは、「2050年までにサッカーW杯チャンピオンに勝つ自律型のヒューマノイドロボットを作る」という目標を掲げ、1992年に国際委員会がスタート。第1回世界大会は1997年に名古屋市で開催されて以降、コロナ禍の影響でオンライン開催となった2021年と2022年のバーチャル大会を除き、毎年世界各地でロボットの実機を使って開催されている。

同学の「CIT Brains」は、未来ロボティクス学科を主体に有志で組織しているヒューマノイドロボット開発チーム。2006年のチーム結成以来、未来ロボティクス学科の林原靖男教授の指導の下、毎年ロボカップに挑戦している。

今回のヒューマノイド・キッドサイズ部門には12カ国から15チームが参加した。「CIT Brains」は「4on4」で、決勝戦でハリファ大学(アラブ首長国連邦)と対戦し、激戦が繰り広げられた延長戦の末、3-2で勝利。また、「ドロップイン」では2位のチームに3倍以上のポイントを獲得し、圧勝した。