2024年08月01日 15:57

タカミヤは、地震による家屋の倒壊被害を軽減し、安心して生活できる家を創ることを目的とし「WUTEC-5.0」を8月1日より新発売する。
同社は、足場をはじめとする仮設機材の総合プラットフォーマーとして、建設業界を支えるソリューションを提供している。震災は自分の努力で避けることはできないが、震災が発生した後の被害を最小限に抑えるための防災対策は事前に備えることができる。愛する人を守るために安心して暮らせる地震対策の家を増やし、すべての住まいを地震から守ることを目指している。
「WUTEC-5.0」は、国土交通大臣認定の壁倍率4.8で、地震の揺れを吸収し、余震から大地震まで全てに耐えるスケーリング・フレーム(地震の振動エネルギーを塑性変形によって熱エネルギーに変換し、吸収する制振装置)。小さな揺れでは耐震、大きな揺れでは制振として機能。従来のWUTEC-SFから2倍程度の強度を進化させ、耐震等級3(耐震等級の中で最も地震に強い性能が認められた住宅を指し、震度6強〜7の地震でも倒壊・損傷しない強さが認められる)にも貢献。震度の大きさの違いに加え、異なる揺れの速さにも広範に対応する。また、速度依存性、温度依存性、時間依存性の影響がほとんどなく、長期間メンテナンスも不要で使用可能。さらに、1棟あたりの最小設置数が、従来の場合は4基だったことに対し、本製品では2基と減少。部材がスリム化されることで設置コストを大幅に低減。特殊工事や補強も不要で、施工がスムーズになる。