2024年07月31日 19:11

JOeBテックは、電動アシスト自転車用フレームにおいて、日本で開発された高強度アルミニウム合金A7204を採用し、独自の5曲げ加工技術を用いた革新的なフレームを開発した。
A7204は日本で開発された高強度アルミニウム合金で、その卓越した強度は新幹線や航空機にも用いられているほど。また、この合金は溶接性に優れており、溶接による熱影響部も自然時効により母材に近い強度回復を見せる。この特長により、A7204材は電動アシスト自転車の強度と軽量性を両立させるとともに、リサイクル性や成形性にも優れている。従来自転車製造で必須とされている熱処理が不要なため、製造工程でのCO2削減にも寄与する。
同社では、1本(1950mm)の高性能アルミパイプを5カ所曲げる独自の設計・加工技術曲げ加工により様々なスタイルを実現。従来の自転車製造で必要な溶接を省くことで、高い強度と剛性を維持しながら、デザイン性に富んだ画期的なフレームを実現した。
同社の新しい電動アシスト自転車は、日本車両検査協会大阪検査所においてフレーム試験を行い、見事合格。この試験を通じて、製品の信頼性と安全性を保障することができた。この成果を踏まえ、今後は型式認定の取得を目指していく。型式認定を取得することで、同社の電動アシスト自転車は正式に「メイドインジャパン」の製品として市場に投入されることになる。