2024年07月30日 15:56

「軽井沢星野エリア」にある「星野温泉 トンボの湯」では、10月17日~20日と11月7日~10日に、1000個の規格外のりんごを使ったサステナブルな季節湯「りんご湯」を開催する。
信州の秋を満喫できる季節湯として、トンボの湯では2005年から「りんご湯」を開催している。使用するりんごは、花の時期の霜や、雹などの天候不良により、傷がついてしまった規格外のりんご。
近年、食品が大量に廃棄されるフードロスが社会問題になっている。農林水産省の調査によると、色や形が市場流通の規格に当てはまらないという理由で出荷できなかった「規格外のりんご」が収穫量全体の約10%を占めているという。トンボの湯では、りんごの廃棄を減らしつつ、秋の信州を楽しんでもらいたいという思いで使用。昨年は合計400個の規格外のりんごを使用したが、地元の農家にも多くの規格外りんごがあることを知り、今年は1000個に増やす。
また、2020年からは、使用後のりんごを自分たちで堆肥化する「りんご土」の取り組みを開始した。今年でその取り組みは4年目となり、りんご土を使って育てた苗木から初めてのりんごが収穫される予定。
トンボの湯の内湯は、高さ7.6mの天井と大きな窓が特徴で、目の前の池や森との一体感を感じられる構造。期間中、男女の檜の香る内湯には、男湯と女湯合わせて1000個もの規格外のりんごが湯船いっぱいに浮かぶ。詳しくはこちら。