2024年07月30日 15:49

BEYOND AGEは、「シニア期(60歳~70歳代)の働き方に関するアンケート」を全国の50~69歳の男女800人を対象に実施した。

まず、「シニア期」に働くことについてどう思うかと聞いたところ、「働き続けたい」が77.8%、「働き続けたくない」が22.2%という結果になった。世代別で見てみると、「働き続けたい」と回答したのは50代男性が多く、87.0%。一方、働きたくないと回答したのは、60代女性が多い。

シニア期に働くことに対して不安や課題を感じるかと聞いたところ、「何らかの不安や課題がある」が68.1%、「不安や課題はない」が31.9%という結果に。具体的には「体力的な厳しさ」が84.2%、「我慢して仕事をする」が71.0%、「人間関係が難しそう」が69.9%という結果になった。

また、将来に向けて何かしらの行動をしているかを尋ねたところ、「何かしらの行動をしている」が10.1%、「行動をしたことない」が89.9%と、行動をしている人は10人に1人と少ない結果になった。「行動をしたことない」と答えた50代は96.0%、60代が83,7%と、年齢が若いほど行動していない傾向が強い。

今回の調査では、全体の約8割が「シニア期も働き続けたい」と考えている一方、将来に向けて何かしらの行動をしている人は少ないことが分かった。また、シニア期の不安については「体力面」が大きなハードルになっており、シニア層の働く環境の改善や仕事内容の調整が必要となっているようだ。