2024年07月26日 09:02

アンリツとLITE-ON Technology Corporationは、5G NR(New Radio)オープン無線アクセスネットワーク(O-RAN)のパフォーマンス試験で協業する。
従来の無線アクセスネットワーク(RAN)は、すべて同じベンダ機器同士でしか接続できない課題があった。しかし、O-RANインタフェースの導入により、異なる複数のベンダ機器を相互接続できるようになるため、Open RANは、より低コストで柔軟かつ拡張性の高いRANの構築が可能になる。
LITE-ON社は、O-RAN仕様に準拠したSub-6 GHz帯 O-RUを含む5Gプライベートネットワークソリューションを提供しており、複数の商用向け5G基地局の親局(DU/CU)ベンダとの統合テストが完了している。LITE-ON社は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェアの統合を通じて、オープンアーキテクチャのもとでより柔軟性を実現し、通信事業者や通信サービスプロバイダーがO-RANの展開を加速できるように支援している。
本試験では、アンリツのラジオコミュニーケーションテストステーションMT8000AとO-DUエミュレータプラットフォームソフトウェアMX773000PCを使用。アンリツは、LITE-ON社のO-RU検証をサポートすることで、O-RAN技術開発を共同で推進していく。