2024年07月24日 19:20

感覚過敏研究所を運営するクリスタルロードは、カームダウンスペース「Cozy Room」を代理店として販売する。

感覚過敏とは、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚などの諸感覚が過敏になっていて日常生活に困難さをかかえている状態をいう。発達障害の人に多く見られる症状だが、うつ病、自律神経失調症、認知症、脳卒中や高次脳機能障害などの様々な病気の症状としても感覚の過敏性が見られる。

感覚過敏研究所では、感覚過敏やパニック障害など、環境刺激に敏感な人々が、外部の刺激を和らげて心身を落ち着かせるためのカームダウンスペースの普及と企画に取り組んでいる。

このたび販売するのは、日本初のカームダウンスペース・カームダウンボックス。自閉症児の療育支援を行っていた佐藤忠弘さんが、小さなスペースを作ることで自閉症の子どもが落ち着くことに気がつき、制作に取り組んだ。カームダウンスペースの発祥を証明するものはないが、同研究所の調査では、制作し販売まで行ったカームダウンボックスはCozy Roomが日本で初めてだと認識している。

販売されるのは、心地よい、ぬくもりのある内部空間を実現した円筒形や、親しみやすいログハウス風、シンプルなデザインで、組立簡便な機能性・堅牢性に優れた化粧合板製タイプ(Standard)。受注生産となり、注文から1~2カ月ほど必要となる。詳しくはこちら